能と狂言

【能楽=能+狂言】 
能楽とは「能と狂言」。
能楽堂で鑑賞することができます。


【能】=幽玄
能は、「源氏物語」「平家物語」「伊勢物語」などの「古典文学」や「各地の伝説」などを題材にした物語。
鎮魂の性質をも持ち、「神・愛・情念」といった精神世界を神秘的に描きます。

能面をつけて物語の主題を舞う「シテ方」を中心に、
「ワキ方-狂言方-囃子方」の三役が集まり
「謡と舞」を中心に物語が進行していきます。
※能の流派(五流)観世流/金春流/宝生流/金剛流/喜多流

【狂言】=ちょっとダメな人が登場する物語り
狂言は「武士の時代の日常」を描いた「対話劇」。
「平和に生きる!」を題材に、今も昔も変わらないであろう「人間ならではのおかしさ」や「喜怒哀楽」を描いています。
代表キャラクターの太郎冠者や、それを召し使うご主人様、大名、出家、男、女、神、鬼、精霊、動物までが登場する様々な物語りがあります。
※狂言の流派(二流)大藏流/和泉流

大藏彌右衛門家

「大藏彌右衛門家」

流祖 獨清軒 玄恵法印(1269-1350)
朱ノ学ヲ修メ 後醍醐天皇ノ侍読トナル
足利尊氏ノ崇敬ヲ受ケテ「建武式目」「新加制式」ノ選定ニ加ワリ、「庭訓往来」「喫茶往来」ヲ著ス

近江國山王 日吉神社 神職ナリシガ 後 僧籍ニ入リ比叡山北畠ニ住ム。後醍醐天皇ノ御宇 元應年間ニ玄恵は 時勢ノ返還ニヨリ 古語没滅憂ヒ茲ニ天鈿女ノ狂言ヲ引用シ 則チ経文ニ古語ヲ介植網羅シ 以テ散楽狂言ト称ス 是 我朝 能狂言ノ嚆矢ナリ

初メハ三千人ノ衆僧ニ 佛教ヲ説キ 学問ヲ勧ムルノ便宜トセシガ ノチ 狂言作数五十八番にニ及ビシヲ以テ日吉弥兵衛ニ授ケ 家藝トセシム

二世日吉彌兵衛(嫡男 彌太夫・次男 彌兵衛)
近江國(江州)坂本住=滋賀県大津市坂本町
近江國山王 日吉神社 神職なりしが 兄 彌太夫より散楽狂言を授かり是より代々家芸とし 彌右衛門 彌太郎と名乗らしむ
(※兄 彌太夫=嫡男系図は 日吉彌太夫→彌右衛門→権太夫)

三世 日吉彌太郎
近江國(江州)坂本住=滋賀県大津市坂本町

四世 日吉彌次兵衛
近江國(江州)坂本住=滋賀県大津市坂本町

五世 日吉彌右衛門
近江國(江州)坂本住=滋賀県大津市坂本町

六世 日吉彌太郎
近江國(江州)坂本産まれ→金春座へ出 後 和州奈良住

七世 日吉彌右衛門
和州奈良産まれ→和州奈良住

八世 金春四郎次郎 氏信---------------(養子)
金春禅竹末子 世阿弥の外孫にあたる(和州奈良住)
此弟子ニ金春万五郎ト云ハ 金春源七郎弟也
三番叟一通リ禅竹より相譲リ申候。
間狂言数番作リ出シ申候由申伝候。

九世 大藏彌右衛門政信(宇治彌太郎)-----(養子)
宇治に二年住居ス、故ニ宇治ト名乗、後金春座へ帰参、大藏ト改ム。
大和國多武峰ニ於、狂言太夫之補任ニ有リ 四郎次郎ニ付キ狂言ヲ学ビ 養子ト成ル

十世 金春彌太郎-大藏彌右衛門(1500頃)
親子二代、彌右衛門・彌太郎ノ始。
公方様ニ従 観世座ヘ御呼被成 後金春座へ帰参、彌右衛門ト号ス。のちに大藏彌右衛門と称す。

十一世 大藏彌右衛門 虎政(とらまさ) 1531-1596
父十一世の在世の間 彌太郎と名乗る。
のちに彌右衛門ト号。
信長様従 虎ト云字ヲ被下、虎政ヲ名乗ル。
(山城國相楽郡平尾村ニ住)
後、秀吉ニ抱エラレ 大阪デ勧進狂言
美濃國、岐阜ニ従ス、平尾ニ卒ス(戌三月十七日)。
虎政ノ弟子、長命徳右衛門(15歳より取立)、同弟甚兵衛。

十二世 大藏彌右衛門 虎清(とらきよ) 1566-1646
武勲により金の烏帽子授かる。


十三世 大藏彌右衛門 虎明 (とらあきら)1597-1622
わらんべ草を著。
十四世 大藏彌右衛門 栄虎 (ながとら)1629-1676
大阪高原で五日間の勧進狂言興行。
十五世 大藏彌右衛門 緑虎 (よしとら)1653-1704
十六世 大藏彌右衛門 虎純 (とらずみ)1682-1748
十七世 大藏彌右衛門 虎教 (とらのり)1708-1740
十八世 大藏彌右衛門 虎里 (とらさと)1728-1804
十九世 大藏彌右衛門 虎寛 (とらとも)1758-1805
二十世 大藏彌右衛門 虎文 (とらふみ)1793-1834
廿一世 大藏彌右衛門 虎武 (とらたけ)1820-1849
廿ニ世 大藏彌右衛門 虎年 (とらとし)1841-1881
廿三世 大藏虎一                (とらいち)1867-1941
廿四世 大藏彌右衛門 虎智 (とらとも)1912-2004
廿五世 大藏彌右衛門 虎久(とらひさ)1948-

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